◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)

 男子走り幅跳び予選が行われた。21年東京五輪6位入賞の実績を持つ橋岡優輝(26)=富士通=は最終3回目の跳躍で7メートル95(追い風0・4メートル)をマークしたが、次点の全体13位で惜しくも決勝進出を逃した。

全体12位の選手とは3センチ差だった。

 ◆橋岡に聞く

―本当に悔しい

 「そうですね、それ以上は形容しがたいくらいきついです」

―3回目に臨んだ時の気持ち

 「自分はできると言い聞かせて、精いっぱいの気持ちで最後1本いきました」

―記録は届かなかったと知った時は

 「完全に頭は真っ白になった。何も考えられなかった」

―感触はどうだったか

 「悪くなかった。2本目からはかなり良くなっていったので自信はあった。1本目からそういった跳躍に入れなかったのは、最終的にまとめあげられなくて、結果的に通過できなかったところにつながった」

―2本目の前に係員とやり取りしていた

 「計測ミスだったのか、ひとり前が計測されなくて、すぐに跳躍しなおせという形で僕の前に入った。ああいったトラブルはあり得ることなので、そういう時こそ冷静に審判に確認して、自分がピットから外れてる時に試技が始まっちゃわないように準備しながら対処できた」

―過去の大会と比べて悔しさの度合いは

 「クソ悔しいです」

―パリ五輪と比べて

 「比べられないです。本当に悔しい。最終的に弱さが出てしまった自分に腹が立つ。詰めの甘さが出た」

―ここに向けてのメンタルや体の状態は

 「かなり良かった。ここ1か月くらいはしっかり練習をつめていて、かなりいい感覚を得られてたので自信があったけど、世界陸上の部隊に立つにあたって試合が足りてなかった。ケガも多かったし、そういうところをない中で徐々に調子をあげていくシーズンがうまくできるようになれば失敗も減ってきて、うまく跳べるようになるのかなと強く思った」

 ―今後へ

 「とりあえずは何も考えられない。いったんちょっと陸上きらいなんで、離れます。

正直、今のメンタリティーでやってもまたケガしたり、今の状況で自己ベストを目指せるかと言われた絶対に無理。そういうメンタリティーでやるくらいなら一度しっかり休んで、またイチからやり直せればと思う」

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