大相撲秋場所3日目(16日、東京・両国国技館)

 横綱・大の里(二所ノ関)の付け人を務める西三段目36枚目・道轟(どうごう、放駒)と同37枚目・藤宗(ふじそう、二所ノ関)が直接対決。道轟が押し出して初白星を挙げた。

横綱の身の回りの支度や世話をする付け人は基本的には同じ部屋の幕下以下の力士が担うが、足りない場合は同じ一門の他の部屋から借りる。大の里の場合、放駒部屋の道轟と東序二段7枚目の流馬になっている。

 先場所に続き勝った道轟は「同じ部屋ではないけれど弟弟子。普段はぶっ飛ばしてやる!と気合を入れているけど今回はめちゃくちゃやりづらかった」と苦笑した。夏巡業や本場所で行動を共にし、横綱の身の周りの手伝いなど仕事面で密にコミュニケーションを取っており強い絆で結ばれていた。「とりあえず1勝できたのでしっかりここから取っていく」と気合を入れ直していた。

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