大相撲秋場所3日目(16日・両国国技館)

 新小結・安青錦(安治川)が大関・琴桜(佐渡ケ嶽)を押し出し、2勝目、白星を先行させた。突き押しから、相手が引くところを、そのまま押し切り、先場所に続き、大関撃破となった。

「自分の相撲が取れた。組んだら、何もできないので、下から起こそうと思った」と会心の一番を振り返った。

 初日、横綱・大の里(二所ノ関)に敗れたが、前日は東前頭3枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)と熱戦になった。上手ひねりを仕掛けて同体に。取り直しでは得意の内無双で揺さぶり、低い姿勢のまま寄り切った。先場所、優勝を争ったことで「応援が増えた」と話す。声援を糧に「しっかりと自分の相撲を取っていきたい」。

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