プロボクシングWBA&WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)1位・那須川天心(27)、WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者・高見亨介(23)ら帝拳ジム所属の9選手が千葉・成田市のゴルフ場で、ダッシュや長距離などの走り込みを中心としたトレーニングキャンプを実施中。3日目の16日もハードな練習を行ったと同ジムの公式ホームページで報告された。
同サイトによると、今回のキャンプに参加しているのは那須川、高見のほか、WBOアジアパシフィック(P)・バンタム級王者の坪井智也(29)、日本同級王者の増田陸(27)、WBOアジアPスーパーバンタム級(55・3キロ以下)王者の村田昴(28)、東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)王者の中野幹士(30)、WBOアジアP・フェザー級チャンピオンの藤田健児(31)、東洋太平洋スーパーフェザー級(58・9キロ以下)の波田大和(28)、日本スーパーライト級(63・5キロ以下)王者の李健太の9選手。バンタム級で主要4団体全てにおいて世界ランキング入りしている那須川は、世界挑戦を見据えて昨年10月に獲得したWBOアジアPバンタム級王座はすでに返上しており、参加者全員がベルトを腰に巻く、もしくは巻いた経験があるという、超豪華メンバーだ。
同サイトでは参加選手のコメントなどが紹介されており、那須川は「速く逞(たくま)しくなって帰ってきます」などと意欲を示す。7月30日にエリック・ロサ(ドミニカ共和国)に10回TKO勝ちして世界王者となったばかりの高見は「今日はトレーニングキャンプの中で一番山場となる練習だったのでキツかった思うとホッとしてる思いでいっぱいです! 無事に怪我なくトレーニング出来ているのでこの調子で頑張りたいと思います!」などと語っている。