◆世界陸上 第4日(16日、国立競技場)
男子110メートル障害準決勝が行われ、世界大会初出場の野本周成(愛媛競技力本部)は13秒30で、1組3位、全体11位で決勝(午後10時20分)進出を逃した。
昨夏、パリ五輪の参加標準記録は上回っていたものの、日本選手権で5位にとどまり代表入りを逃した。
愛媛県出身の29歳。八幡浜高、早大で、ひたすらにハードルを飛び越えながら走ってきた29歳。準決勝という「ハードル」は飛び越えることができなかった。それでも、準決勝で組3位で全体11位。全体8位とは0秒08。村竹ラシッド、泉谷駿介に次ぐ「第3の男」と見られていた野本が存在感を示した。