◆世界陸上 第4日(16日、国立競技場)

 男子棒高跳びで、6メートル30センチを跳び、自身の持つ世界記録(6メートル29)を更新して金メダルを獲得したアルマント・デュプランティス(スウェーデン)が2位のエマヌイル・カラリス(ギリシャ)に世界記録の目録を“強奪”される一幕があった。

 この日、国立競技場前のステージで行われたメダルセレモニーに3位のK・マーシャル(オーストラリア)とともに表彰台に立った3人。

仲むつまじく談笑しながら記念の自撮りを楽しんだ。だが、表彰台を降りた瞬間に、デュプランティスが獲得した世界新のボーナス10万ドル(約1470万円)の目録をカラリスが笑顔を振る舞いながら右手で奪い取って先に退場するしぐさを見せ、会場は歓声に包まれた。王者は突然の“ハプニング”にも余裕の笑顔。手を振りながら引き揚げた。

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