◆世界陸上 第4日(16日、国立競技場)

 男子800メートル予選に出場した日本記録保持者・落合晃(こう、19)は予選5組7位に終わり、準決勝進出を逃した。

 TBS系の世界陸上生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二は落合の激走を見届けると「うわ~、頑張ったね。

いい顔してるね」とねぎらった。

 スペシャルキャスターを担当するマラソン・シドニー五輪金メダルの高橋尚子さんが「どんなに強い選手でも最初から強い選手なんていないんですよ。彼にとって、ここが世界へのスタートになったと思います」と話すと織田も「そうですね。僕もボルトを最初に見たのをおぼえてないです。大会出てたんだぁみたいな感じですよ。(落合は)これからが非常に楽しみですね」と同調。

 「でも、悔しいね。でも、やり切ったんじゃないかな。この舞台に立つこと自体がすごいことなんですよ。日本で敵なしですから、このまま伸びていってほしいですね」と続けた後、落合のしっかりしたレース後インタビューを見届けた織田。

 「落合晃(こう)って名前だけど、アキラとも読むじゃないですか? 僕、19歳の時に石川晃って役でデビューしたんですよ」と映画「湘南爆走族」での役名を口にした織田。「どうでもいいんですけどね」と自分でツッコむと「でも、こんなにしっかりした受け答えを俺は(当時)できなかったなあって思って。

しっかりしてるなあ」と落合の落ち着きぶりに感心しきりだった。

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