◆世界陸上 第4日(16日、国立競技場)

 男子400メートル準決勝で、3大会連続出場の中島佑気ジョセフ(富士通)が3組2位、44秒53で決勝進出を決めた。日本勢が準決勝を突破したのは、91年の高野進(7位入賞)以来34年ぶりとなった。

 中島の激走にTBS系の生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二も大興奮。「ない、ない、ない! 奇跡ですよ。ハッハッハ」と豪快に笑うと「絶対と言っていいぐらい決勝に行けると思ってなかった、僕は」とコメント。

 「これはジョセフが頑張ったのと、みんなの応援のおかげかも知れない。すごい冷静なレース運びでしたね。前半はやっぱり力が足らないのかなと思ってたら、冷静に(力を)ためていて、後半に取っておくんだっていう強い意志。で、後半に爆発させて何!?っていう…。でも、あり得ない」と、まだ信じられない様子。「決勝に残るの? 男子の400が? ああ、もう立ってられない」と、その場で座り込むと「全然、頭、真っ白、今。あり得ないことが起きたの。ウワ~、今日、何が起きるんだろう」と、つぶやいていた。

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