◆世界陸上 第4日(16日、国立競技場)

 男子走り高跳び決勝で、昨夏のパリ五輪5位の赤松諒一(30)=西武プリンス=は、2メートル24で8位に入った。2大会連続、パリ五輪に続く入賞。

2メートル24を2回目に成功したが、続く2メートル28を失敗した。初出場の瀬古優斗(27)=FAAS=は、2メートル20で10位だった。

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 赤松は多趣味で多才だ。「今、やってみないのはもったいないな」と興味を持ったことにはチャレンジする。3歳から始めたピアノは現在でも息抜きに弾く。昨年はクリスマス時期のイベントで、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を披露。キャンプも好きで、お気に入りは岐阜・郡上市のめいほう高原だ。

 最近はレースゲームを楽しみながら語学勉強に時間を費やす。「ボイスチャットができるゲームで、海外の人との友達作りも頑張っています。英会話の勉強にしようと思って」。中国人ともつながり、「中国語も教えてもらっています。1日平均1時間くらいやっていて、ペラペラになることを夢見ています」。

器用さと熱心さが、世界の舞台で活躍する走り高跳びにも生かされている。(手島 莉子)

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