歌手の松原健之が23日、東京・浅草公会堂で「20周年コンサートツアー2025」(5都市5公演)の東京公演を開催した。

 2005年に「金沢望郷歌」でデビューしてから20周年。

この日はデビュー前からの思い出もたどりながら、同曲のほか新曲「愛が泣く 日本海」など全24曲を歌い上げた。

 節目を迎えた心境について「業界の先輩方は50年、60年ってやってらっしゃる方もいるので、『まだ20年か』と思う部分もある。それでも、オギャーって生まれた子が20歳を迎えるわけですから」としみじみ。苦労したこともあったとしつつ「楽しい思いもいっぱいさせていただいた」と振り返った。

 デビュー当時の思い出は「(元日本ハムの)斎藤佑樹の『ハンカチ王子』とか、(ゴルフの)石川遼の『ハニカミ王子』がはやっていた。自分も歌謡界の『ハ』から始まる王子になろうということで、元気がはち切れるという意味で『ハチキレ王子』になった」と回想。「でも、川中美幸さんから『あなたは羽毛布団みたいな柔らかい声だから、羽毛布団王子にしなさい』と言われた」と苦笑いで明かしつつ「ことあるごとに激励してくださった」と感謝を口にしていた。

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