6人組アイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」が23日、10周年ツアーの神奈川公演を横浜アリーナで行った。

 4月11日に結成10周年を迎え、節目の年をひた走る「とき宣」だが、今ツアーの終盤は会場をアリーナに拡大。

坂井仁香(24)は「横アリをソールドアウトすることができて、それだけ応援して下さる方が増えたということ。うれしくてありがたい」と感謝の思いを口にした。

 公演ではメンバーが自分の足でアリーナ、スタンドまで満遍なく練り歩く恒例の“ロックオンフリータイム”を史上最長の4曲で展開した。小泉遥香(24)は「アリーナの規模になっても、距離の近さは結成当初から変わってないと思います」。過去楽曲をオマージュした新衣装を披露するなど多彩な趣向を凝らし1万1000人の宣伝部員(ファンネーム)を楽しませた。

 昨年は「最上級にかわいいの!」がヒットしたが、今年は最新曲「超最強」が前作以上の大バズり。TikTokの総再生回数は現在23億回を突破している。リーダー・辻野かなみ(26)は「勝負の年に、ありがたいことに『超最強』がたくさんの方のお耳に届いた。一歩進めた年だったのかな」と手応えを明かすと、吉川ひより(24)は「30億回を目指したい」と語った。

 ツアーは28日の大阪城ホールでファイナルを迎えるが、10月からは新たな展開が待ち受ける。公演のアンコールでは〈1〉ラジオの新レギュラー〈2〉Meta社とのコラボ〈3〉新年イベント〈4〉アルバムリリース―と怒濤(どとう)の発表ラッシュ。10年間続けられた原動力について、坂井は「メンバー6人だけで夢や目標に立ち向かうんじゃなくて、宣伝部員さんと一緒に突き進んでいるところ」と断言。

手を取り合いながら超最強の10周年を完走するつもりだ。(宮路 美穂)

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