世界ボクシング機構(WBO)が25日(日本時間26日)、最新の世界ランキングを発表。24日付でWBCとIBFの世界バンタム級王座を返上した世界3階級制覇王者の中谷潤人(27)=M・T=が、新たにスーパーバンタム級1位にランクされた。

すでにWBAでも同級1位にランクされており、来年5月に計画される世界同級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=とのビッグマッチへ向け、同級2団体のトップコンテンダーとなった。

 12月27日、サウジアラビア・リヤドで行われる興行「NIGHT OF THE SAMURAI」で、井上尚のスパーリングパートナーを務めたこともあるWBC世界同級8位セバスチャン・エルナンデス(24)=メキシコ=とのノンタイトル戦に臨み、同級デビューを果たす。井上尚はWBC1位アラン・ピカソ(25)=メキシコ=と対戦。中谷と井上尚が、初めて同じリングに立つ。

 またバンタム級では、14日に名古屋・IGアリーナで行われたWBO世界同級タイトルマッチで同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回TKO負けして3度目の防衛に失敗した武居由樹(29)=大橋=が、同級4位にランクされた。

 一方で、那須川天心(27)=帝拳=が2位から1位に浮上。WBC、WBAに続き、3団体でトップコンテンダーとなった。那須川は11月24日にトヨタアリーナ東京でWBC世界同級2位・井上拓真(29)=大橋=とWBC世界同級王座決定戦を闘うことが25日に正式発表されている。

編集部おすすめ