学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月13日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)のチーム登録(選手10人)が24日午後12時に締め切られ、東洋大は主将の網本佳悟(4年)、主力の緒方澪那斗(れなと、4年)、シンエース候補の松井海斗(2年)らが順当にメンバー入りした。

 東洋大は5月の全日本大学駅伝関東選考会では次点の8位に終わり、18年ぶりに本戦出場を逃した。

その後、夏合宿では精力的に走り込み、出雲駅伝、そして、21年連続のシード権(10位以内)以上の成績を狙う第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けてチームのムードは高まっている。

 出雲駅伝では、新エース候補の松井の学生3大駅伝デビューが期待される。昨年夏は首痛などで、ほとんど練習が積めず、3大駅伝はすべて欠場。しかし、今季は4月の日本学生個人選手権5000メートルで優勝するなど好調。今年の夏合宿は故障なく練習を積んだ。「高校(埼玉栄)時代も夏は貧血などで練習ができませんでした。今年は初めて夏に順調に練習を継続できました。駅伝シーズンにどんな成果が出るか、楽しみです」と松井は意欲的に話す。

 スピードランナーの田中純(3年)、馬場アンジェロ光(2年)らも出雲路で3大駅伝デビューを期す。ルーキーでは、夏合宿で上級生と同等の練習を積んだ木村隆晴がメンバー入りした。

 6区間45・1キロのスピード駅伝。昨季の王者で全日本大学駅伝2冠の国学院大、昨季の箱根駅伝覇者の青学大、昨季の3大駅伝すべて2位と安定した強さを持つ駒大、スピードランナーがそろう中大、伝統校の早大、駅伝巧者の創価大が激しい優勝争いを繰り広げることになりそうだ。

東洋大は、網本、緒方、松井らを中心に上位を狙う。

 東洋大の出雲駅伝登録メンバーは以下の通り。

網本 佳悟(4年)

緒方澪那斗(4年)

田中  純(3年)

浜中 尊 (3年)

内堀 勇 (2年)

馬場アンジェロ光(2年)

松井 海斗(2年)

宮崎 優 (2年)

迎  暖人(2年)

木村 隆晴(1年)

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