JRAは9月22日、東京都内のJRA本部で2025年関東定例記者会見を行い、来春の競馬学校の卒業生が0人(退学4人、留年3人)になったことについての見解を示した。

 担当の菊田理事は「このような形になって非常に残念で申し訳なく思っております。

一般的にケガや規定の体重を守れないだとか、それから競馬学校の規則を守れなかったりであるとか、そもそも学力、体力などが付いてこないなどはさまざまな理由があります。今回はたまたま0人になりましたが、毎年、一定数(留年者、退学者)おりますので、今回はたまたまというか、そのケースが重なってしまったと考えております」と説明した。

 また、近年のスマホ不正利用の問題などで競馬学校での指導が強化されたこととは関係はないという見解を示した。「厳しくなったルールでこうなったわけではございません。公正競馬の担保において、騎手は非常に重要な役割を果たしていると思っておりますし、高いレベルを求めたいと思っております。(デビューが)0になったからハードルを下げようとは考えておりませんので、これまで通り高いレベルを維持したいと考えております」とした。

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