プロボクシングのWBA&WBC世界バンタム級1位・那須川天心(27)、WBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(23)ら帝拳ジム所属の9選手が20日、千葉・成田市でのトレーニングキャンプを打ち上げた。同ジムがこの日、公式ホームページで報告した。

 選手たちは14日から7日間、ゴルフ場での走り込みなどで下半身を徹底強化。最終日の20日は、朝に10キロ走り、合宿を終了した。

 今回のキャンプには、那須川、高見のほか、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・坪井智也(29)、日本同級王者・増田陸(27)、WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者・村田昴(28)、東洋太平洋フェザー級王者・中野幹士(30)、WBOアジアパシフィック同級王者・藤田健児(31)、東洋太平洋スーパーフェザー級王・波田大和(28)、日本スーパーライト級王者・李健太(29)の9選手が参加。

 帝拳ジムでは14日にWBA世界ミニマム級新王者・松本流星(27)が誕生したばかりだが、今回のキャンプ参加選手は年内にも世界初挑戦を見据えている世界ランク1位・那須川と現役王者8選手という超豪華メンバーだ。

 那須川はジムの公式ホームページで「1週間瞬く間に時が過ぎ去っていきました」「全く後悔する事なくすべて出し切りました。心身共に強くそして逞しくなって帰ってくる事が出来たと思います。近々次の試合の発表があります。ワクワクです」などとコメント。

 7月30日にエリック・ロサ(ドミニカ共和国)に10回TKO勝ちして世界王者となった高見も、公式ホームページで「今回トレーニングキャンプを終えて足腰の強化はもちろんメンタルの部分でもかなり強くなれた気がします!」などとキャンプを振り返った。

 各選手は、次戦へ向けてジムワークを再開する。

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