◆世界陸上 第6日(18日、国立競技場)
女子走り高跳び予選で、競技中に寝袋で眠る姿が見られたことから、ディズニー映画の登場人物にちなみ「眠れる森の美女」と呼ばれるようになったマフチフ(ウクライナ)が出場。予選が始まると寝袋に入り、ストレッチロールを枕に眠りに入ったが、競技開始1時間後、雨が降る中で1メートル92で初めて登場して一発で成功した。
その後は雨が強まったため、ぬれない競技場の隅に移動。再び眠りに入った。
“眠り姫”が眠る間に競技は進行1メートル92をクリアした11人と、1メートル88をクリアしたうちの5人が決勝に進んだ。
14歳で本格的に走り高跳びを始めたというマフチフ。実はきっかけは、「姉は空手をしていて、約10年前にヨーロッパで2番になりました。最初は空手を勧められましたが、1、2週間でやめてしまった」と陸上競技を選択したことを告白。「世界記録も出すことができたので、正しい選択をした」と笑顔で明かしていた。
東京で行われる今季の大一番へ、「東京で世界陸上が行われることをすごく楽しみにしています。(メダル)競争も激しいと思いますが、全力を尽くします」と意気込んでいた。