◇ラグビー アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025 決勝 日本―フィジー(日本時間21日、米ソルトレークシティ)

 世界ランク13位の日本代表は、同9位のフィジー代表に27―33で敗れた。昨季決勝カード(17●41)の雪辱はならず、2019年以来の優勝を逃した。

 先制は日本。前半5分、敵陣右サイド深くのラインアウトから、サインプレーで狭いスペースを攻めてフッカー江良颯(東京ベイ)がトライ。キックも決まり7―0とする。同20分は、SO李承信(神戸)がPGを決めて10―0。直後に7点を返され迎えた同31分、日本は敵陣でこぼれたボールをつながれて、一気に失点。10―12と逆転される。その後同36分、40分と4連続トライを許して10―26で前半を折り返した。 

 後半3分、日本は敵陣から攻め込まれて失点(10―33)。タッチライン際のラン、オフロードパスを止められず被トライが続く。7分は、敵陣右サイドでWTB長田智希(埼玉)のパスを受けたFB中楠一期(BR東京)が走りきってトライ。17―33。日本は同13分に相手にイエローカードが出て数的有利に立つと、20分に敵陣右サイドからラインアウトモールを押し込んでフッカー江良がトライ。

連続トライで9点差に迫る。

 日本はスクラムで立て続けに反則を誘い、後半23分にフィジーが再びイエローカード、相手は一時13人に。同25分、SO李が左中間約40メートルのPGを決めて27―33。1トライ1ゴール差に迫ったが及ばず。最大23点差から粘りを見せたが、格上フィジーに敗れて19年以来の優勝はならなかった。

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