日本卓球協会は20日、都内で理事会を開き、国際大会で戦うトップ選手の指導を行うS級指導者のライセンス制度化に向けた準備委員会の発足を承認した。星野一朗副会長は「トップ選手の指導者を育て、その人がさらに下の(レベルの)人を育てる仕組みを作りたい。

指導体系をシステム化することで、選手の育成と同時に日本の継続的な強化の発展につながる」と期待を込めた。

 他競技では、日本サッカー協会や日本バスケットボール協会、日本テニス協会がS級指導者の養成を制度化し、競技力向上につなげている。また、体罰など不適切な指導の抑制にもつながるとし、星野氏は「卓球協会の身の丈を考えながら参考にして進めていきたい」と見据えた。

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