凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)で、アロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)とのコンビで挑むクリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=に取材。ルメール騎手のおしゃれなファッションの秘密についても聞いた。
馬のデザインが入ったTシャツ、ジャケットという私服姿で取材に応じたルメール騎手は、アパレルブランド「CL by C.ルメール」を立ち上げ洋服のデザインなども手がけている。「このTシャツは新作ですね。最初のファッションデザインをまた使いました。色が紫ですね。京都の色ですから」と、競馬と自身がホームとする京都から着想を得たデザインであると説明。
さらに、自身が騎乗し勝利したレースでのエピソードもデザインに生かされている。2017年にレイデオロで日本ダービーを優勝した時の人馬の姿がプリントされたTシャツには「THE MOVE」という意味深なメッセージが。これについて質問すると、「ダイナミックなTシャツですね。ダービーの時1、2コーナーでレイデオロは大外からポジション上がってきたから、Tシャツにその『MOVE』を入れたかったね」と笑顔。
「CL」のインスタグラムには、「日本に恩返し」という投稿集もあり、引退馬への寄付活動などの投稿も。競馬の世界から生まれた日本製のアパレルブランドという、日本と競馬を愛するルメール騎手の思いがたっぷり詰まっている。