◆世界陸上 最終日(21日、国立競技場)

 TBS系「世界陸上」の生中継に続けて国立競技場から生放送された「名場面一挙見せ&初公開SP」に、大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二が出演。「世界陸上」からの“卒業”を改めて宣言した。

 番組のエンディングでMCのお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統から「最後にひと言お願いします」とうながされると、大会について「世界陸上は政治や戦争に左右されない真の世界一を決める2年に一度行われる陸上競技の最高峰の大会です。約30年この大会を見てきました」と話した織田。

 続けて「当初は日本人選手が少なくて、誰を応援していいのかわからず、選手の身体能力の高さに驚かされて、そのうちどの国の人だからとかどうでもいいなと思うようになって、そこには選手の数だけ人間ドラマがあります」と思いを語った。

 そして「次は2年後の中国・北京での大会です」と次回の開催に触れると、「私はテレビの前でビール片手に楽しみます」と続け、最後は「たくさんの感動をありがとうございました」と、番組をしめくくった。

 前日20日には同局系「新・情報7days ニュースキャスター」に番組またぎで生出演。脚本家・三谷幸喜氏とやり取りした織田は三谷氏に「織田さんは欠かせないですよ」と言われると「もう、やらないですよ」とコメント。「本当に卒業します」と続けた。さらに「もう、おしかりの言葉もあることをちゃんと踏まえて。体力の限界! 楽しいうちにやめたい。迷惑かけちゃうから。すいませ~ん、年取りました。老兵は去ります」と話していた。

 織田は同局系「世界陸上」のメインキャスターを25年務め、2022年のオレゴン大会でキャスターを卒業。今回はスペシャルアンバサダーとして“復帰”していた。

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