大相撲秋場所13日目(26日、東京・両国国技館)

 序ノ口はモンゴル出身の20歳・龍葉山(時津風)が優勝を決めた。千代煌山(九重)を危なげなく寄り切り、7勝0敗とした。

番付にしこ名が載って初めての場所を全勝で締めくくり、「今場所は緊張を抑えてコントロールできた。もっと稽古していけば、どれぐらい強くなれるのか。自分の未来を想像して、これからが楽しみ」と胸を高鳴らせた。

 明徳義塾高から時津風部屋に入門。1月に脱臼を繰り返していた右肩を手術し、名古屋場所の前相撲で初土俵を踏んだ。しこ名は部屋の創設者で第35代横綱・双葉山から「葉山」、明徳義塾高の先輩で第68代横綱・朝青龍から「龍」の文字を受け継いでいる。

 188センチ、157キロと恵まれた体格を誇り、右四つと寄りを得意とする。20歳のホープは「(しこ名の由来を)親方から聞いて、将来的に上に立つ力士にならないといけないと思いました。目標は一番上です」と高みを見据えた。

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