◆大相撲秋場所13日目(26日・両国国技館)
横綱・大の里(二所ノ関)は、関脇・若隆景(荒汐)に寄り切り、1敗で首位を守った。直近の対戦成績で4連勝している相手に鋭い当たりから右下を取ると、強烈な左おっつけで一気に走った。
4日目に、東前頭2枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)に金星を配給したが、力強い相撲を続けている。前日も、元大関の関脇・霧島(音羽山)を全く相手にしない圧勝だった。「残り3日間、やるべきことをやるだけ」と、横綱初優勝に静かに自分に言い聞かせていたが、14日目に、大の里が勝ち、2敗の横綱・豊昇龍(立浪)が敗れると、大の里の5度目の賜杯となる。