十両復帰の朝乃山が３敗目　青森の歴史を背負う錦富士に「立ち合い負けです」
錦富士（上）に上手投げで敗れた朝乃山（カメラ・今西　淳） 画像（1枚）

◆大相撲　▽秋場所１３日目（２６日、東京・両国国技館）

　元大関で西十両１３枚目・朝乃山（高砂）は同３枚目・錦富士（伊勢ケ浜）に敗れ、１０勝３敗となった。立ち合いで錦富士の強烈な当たりに土俵際に追い込まれ、上手投げで屈した。

元大関は「立ち合い負けです」と潔く認めた。

　錦富士とは初顔合わせだったが、巡業で何度か胸を合わせたことがあったという。「今場所を見ていても立ち合いが鋭かった。受ける形になったのがダメ」と反省。１４２年続く青森県出身の幕内力士の座を死守すべく奮闘する相手と胸を合わせ、「気迫負けじゃないですかね」とたたえた。

　十両の優勝争いでは２敗を守って単独トップに立った朝白龍（高砂）と１差に後退した。「負けは負けなので。残り３日間、悔いのないようにやりたい」と切り替えた。

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