男子プロバスケットボールBリーグは26日、都内で臨時理事会を開き、島田慎二氏のチェアマン再任を決議した。任期は2年。

4期目の就任となり規定により、最後の任期となる。島田氏は「やってきていることが毎年、少しずつ結果になっている。この流れを止めずに、成長を止めずにいけるように私の代で何かを全部やりきろうというよりも、未来にとって良い状況になる種を植えたり、いいパスを出せるような2年間にしたい」と話した。

 島田氏は日本バスケットボール協会(JBA)の次期会長候補に選ばれている。そのため、同会長とチェアマンの兼務の可否が論点となった。JBA会長としての業務に時間を割かれることが、Bリーグにはマイナスとなることが懸念され、多くの議論を重ねた。バスケットボール界の内情に精通しており、これまでもJBA副会長としての職務を担ってきたことから、協会の業務内容についても十分把握している。「ALLバスケ」の視点で一体的な取り組みが可能であるなどの理由から続投が決まった。

 兼務にあたり、権力集中するのではないかと言う意見もある。そのことに対し、島田氏は「様々な声があるのは承知」とした上で、推進できることは多々あると主張。アマチュアの大会とBリーグの連携を図ることにより、バスケ界の活性化などを画策し、「2つを兼務して連係連動することで価値を最大化する」とした。

編集部おすすめ