◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第2日(26日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)

 8月のメジャー・AIG全英女子オープンで初優勝した山下美夢有(みゆう、花王)の弟で、プロ1年目の山下勝将(まさゆき、フリー)が50位で出て7バーディー、ボギーの65と伸ばし、通算8アンダーで首位と4打差の13位に浮上した。

 22歳の勝将が上がり3ホールで猛チャージした。

 3つ伸ばして迎えた7番は下りの8メートルをねじ込み、8番は1メートル、9番パー5はグリーン右ラフから1・5メートルに寄せて3連続バーディーで締めた。第1ラウンド後、コーチの父・勝臣(まさおみ)さんの指導を受けて修正したショットが功奏。「ダウンスイングで右肩が回らず右に飛び出してたので意識し、かみ合っていた」とかみしめた。

 姉の美夢有が初日に続いて2日連続で来場。勝将は「7番で『(姉が)来てんねや…』と気づいてからパンパンっと3連続バーディーで伸ばせた」と笑った。

 前日には、パットがカップに届く手前でそれる“アマチュアライン”になっており、全体的にタッチが弱めであることを姉から指摘を受けていた。7番で8メートルのバーディーパットを打つ際、自身の正面に立ってパッティングをチェックする姉を見つけ「わらけそうになったけど、(姉に)見られてるからちゃんとやらな…と打ったら入った」と明かした。

 前回ツアー出場の8月のSansan・KBCオーガスタは45位でプロ初の予選通過を果たし、52位フィニッシュ。今回は13位で決勝ラウンドに臨む。山下は「前の試合よりも順位を上げるのが目標だったので、達成できて良かった。明日からも順位を伸ばしたい」と言葉に力を込めた。

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