◆大相撲 ▽秋場所13日目(26日、東京・両国国技館)
秋場所を最後に日本相撲協会定年の65歳を迎える大嶽親方(元十両・大竜)が秋場所13日目の26日、東京・両国国技館で記者会見した。「一親方として、大嶽として仕事をしているから、まだ実感がない。
2013年に死去した師匠の元横綱・大鵬が興した大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋を10年7月に継承した。2度断った末に決断し「師匠に『俺はこの部屋を残したい』と言われた。頭を下げられっぱなしではいけないと思った」と語った。「毎日必死だった。師匠としては部屋を見ないといけない責任感があって、重圧もあった」と、師匠としての人生を振り返った。
29日付で熊ケ谷親方(元幕内・玉飛鳥)が年寄「大嶽」を襲名し、大嶽部屋を継承。自身は再雇用で年寄「熊ケ谷」として協会に残り、引き続き大嶽部屋に所属する。