日本テレビ系で放送されていた人気番組が26日、「行列のできる相談所 復活2時間SP」(午後9時)として半年ぶりに復活。2時間スペシャルとして放送された。
明石家さんまがMCを務め、芸能人たちの「怒りの事件簿」をテーマに弁護士軍団が激論を繰り広げる同番組。毎回、大きな注目を集める北村晴男弁護士と橋下徹弁護士の直接対決だが、今回は「フェイク動画を勝手に作られたら慰謝料を取れるか否か」で大議論が展開された。
北村氏以外の3人は慰謝料を取れないと主張し、中でも橋下氏は「法律論では私的なプライベートにおける創作活動は原則自由なんですよ。見る、作る、楽しむに関して、法律は何かを規制すると人間のプライベート活動まで制限されてしまうので、バランスを取らなければいけなくて著作権侵害も個人的利用の場合、著作権侵害にならないんですよ。個人的利用を超えて公にするとなると違法なんです」と説明した。
ただ1人、慰謝料を取れるとした北村氏は「この3人の物の見方は非常に浅い。めちゃくちゃ浅いです」とバッサリ。「自分だけが楽しむために作ったとしても簡単に見れる方法で見ることができてしまう。なので、これは慰謝料が発生します」とした。
橋下氏が「不特定多数に公表するはアウトなんですけど、見られるかどうかは送信可能化状態と言って、アップロードしてアクセスされる状態かどうかという一つの区切りがあるんです。可能性だけで違法にしたら際限ないんです」と反論すると、手を大きく振って否定した北村氏。
「これは個人の自由をどこまで認めるかの考え方で。
「個人の領域でも作る、見る、楽しむの自由は我々は死守しなゃいけないんです」と橋下氏が言うと、北村氏は「頭おかしい!」と暴言を吐いていた。
ここで、さんまが北村氏について「国会議員になってくれたいうことは、ありがたいねん。法律を変えられる可能性があるわけでしょ」と言うと、「そうです。こういう頭のおかしい国会議員が生まれると、何が頭がおかしいかって分かるわけですよ」と橋下氏。
この言葉に北村氏は「頭おかしいのはお前だ!」と橋下氏をバッサリ。この言葉に橋下氏は「お前から言ってきたんだろ。国民に対して、お前ってのは、どういうことなんだ、この国会議員は!」と反論。北村氏は「何を言っとんねん!」とキレて見せ、さんまに「待ってました!」と言われていた。