JRA現役最年長の柴田善臣騎手(59)=美浦・フリー=が、中山11R・秋風S(3歳上3勝クラス、芝1600メートル)で左肩の負傷での長期離脱から復帰後の初勝利。24年11月10日の福島6R以来の勝利で、自身が持つJRA最年長勝利記録を59歳1か月29日に塗り替えた。
デビューから6戦連続の騎乗となる11番人気のピースワンデュックを3角から先頭に立つ、強気の競馬で首差で押し切った。菊花賞でもコンビを組んだ相棒を勝利に導き、大ベテランは「いろんなパターンを考えていたけど逃げる形に。パワーがすごいから、この馬のために筋トレしている感じだよね」と笑いを誘った。
昨年12月に一時ターフを離れてから、今月6日に戦列復帰。10戦目での勝利に「やっぱり勝てばうれしいし、復帰できたのも良かったし、みんなに支えられてここまで来られたからね」と周囲への感謝も忘れなかった。