◆明治安田J2第31節 札幌0―3仙台(27日・プレド)
北海道コンサドーレ札幌が、プレーオフ(PO)圏が遠ざかる手痛い敗戦を喫した。ホーム・仙台戦は終始相手ペースで試合が進み、前半に2失点。
柴田慎吾監督(40)の言葉が、全てを物語っていた。7本のシュートを放った札幌だったが、ゴールの枠内に飛んだものはなし。終始仙台にペースを握られての0―3完敗に「厳しいゲームだったなという、ひと言です」。険しい表情で2戦ぶり黒星の悔しさを表した。
劣勢に陥った戦い。指揮官が「技術的なエラーで1個遅れてしまった時、ブロックを再構築され、シンプルに戻してまた11人を相手にする状況の繰り返しが多かった」と口にしたように、トラップのミスやパスのずれでリズムを失った。その状況下ではMF高嶺朋樹主将(27)の「相手のブロックに突っ込んで行かざるを得ない攻撃が多かった」と言った通り、敵ゴールに迫るのは難しかった。
PO圏の6位との勝ち点差は5から7に広がった。残り7試合でマイナス15の得失点差は大きなビハインドになってくる。