◆U―20W杯▽1次リーグ第1戦 日本2―0エジプト(27日・チリ)

 U―20W杯が27日、チリで開幕した。U―20日本代表は1次リーグ初戦でエジプトと対戦し、2―0で白星発進を決めた。

 A代表経験者のGKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋)、MF佐藤龍之介(岡山)、MF大関友翔(川崎)や、海外組の喜多壱也(Rソシエダード)、小杉啓太(ユールゴーデン)が先発に名を連ねた初戦。日本は立ち上がりから前線からの積極的なプレスをかけて圧力をかけ、前半8分にFW神田がゴール前でフリーでシュートを放つも枠から外してしまう。

 その後はエジプトの個人技にプレスをはがされる場面が目立ち、前半17分にはセットプレーからフリーで頭で合わせられて決定機を作られるが、ここは相手のシュートミスに救われる。

 すると前半26分にMF斎藤がエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを主将のDF市原が冷静にゴール左に決めて先制した。

 同35分には一瞬の隙を突かれてDFラインの裏を狙われたが、GKピサノが飛び出して好セーブを披露した。

 同41分にはMF大関がフリーでシュートを放つも相手DFに阻まれる。

 前半アディショナルタイムにはエリア内でDF市原が好守備を披露するなど前半は1―0で折り返した。

 日本は後半開始早々に左サイドで攻撃を仕掛け、MF佐藤がミドルシュートを放ち、その直後にはDF小杉もシュートを放つなどいい入りを見せる。

 すると後半3分にMF石井が、エリアの外からフリーで放ったミドルシュートをゴール右に流し込んで貴重な追加点を奪った。

 その後、前線からの連動した守備と、DF市原、喜多を中心としたDFラインが高い集中力を保ち、エジプトをシャットアウト。初戦を2―0で勝利した。

 日本は第2戦でチリ、第3戦でニュージーランドと対戦する。

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