秋のG1シリーズ開幕を告げるスプリンターズS・G1(9月28日、中山競馬場・芝1200メートル)は、11番人気のウインカーネリアン(牡8歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)が勝利。三浦皇成騎手はJRA・G1・127回目の騎乗で初勝利となった。

この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げた元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が28日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)でスプリンターズSの分析を投稿した。

 大外枠から2番手につけて勝利を飾ったウインカーネリアンに安藤氏は「ユタカちゃんの逃げがポイントやった。あのペースについて行けば残れるのは間違いねえし、8歳までキャリアを積んで、コーセイも馬のしぶとさを信じてた。やっと第2章が始まる」とたたえた。

 人気サイドでは2番人気で3着に入ったナムラクレアはまたもG1タイトルに届かず、「これがキャラ」と指摘。1番人気で4着に敗れたサトノレーヴについては「時計に限界があるんやね。展開的にも走ってはいる」と見解を示した。

 最内枠から3番手で運んだピューロマジック(8着)にも言及。「たしかに行けば掲示板の可能性あったけど、前走をリセットしてまうからね。この先を見据えたってことやし、来年の答え合わせが楽しみ」と分析した。全体的には「やっぱりピューロマジック陣営の作戦を読んだユタカちゃんの逃げ。一見不利な外枠からそれを目標にできたコーセイに運もあった。

思ってた以上に混戦やったってこと」と指摘している。

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