◆明治安田J1リーグ ▽第32節 川崎4―4柏(28日・U等々力)

 川崎はホームで柏に4―4で引き分けた。前半8分に相手の連携ミスから先制して以降、試合を通じて3度のリードを獲得。

しかし、最終的には引き分けで終わり、長谷部茂利監督は「終盤勝っていただけに、そのまま終わるか、追加点という形に持って行きたかった。物足りない。つたない。戦術プラス連動、チームのやれることが出来ていない。やらなきゃいけないことが少しおろそかになった。もちろん私が落とし込めていないという見方ですが、大きな反省が残る試合でした」と唇をかんだ。

 今季は第25節の福岡戦で5失点したが、その時は前半でディフェンスの2人が退場。9人で後半45分を戦うことになり、3失点を喫した。しかし、この試合は11人での4失点。リーグ屈指の攻撃を維持しつつ、守備力の強化を掲げた指揮官にとって、この失点数は到底受け入れがたい結果だ。

 リーグ1位の得点力を遺憾なく見せたことで「良かった面ももちろんあった」としたが「8点入ったゲームだったから楽しかったかもしれません。見ている方は。

でも、全く逆です。私は4失点したことに大反省。退場者が2人出た試合(福岡戦)は致し方がないですが、そのゲーム以外で2点も3点もしているようでは(ダメ)。何を目標に、何を自分たちが目指してやっているのか。全然違いますよね。自分の口で言っていることなのに本当に恥ずかしい」と語気を強めた。

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