◆明治安田 J1リーグ▽第32節 C大阪1―2京都(28日・ヨドコウ)

 試合は互いに球際で激しい攻防を繰り広げた末、後半42分でFW長沢駿が決勝弾を決めた。京都は4試合ぶりの勝ち点3を積み、3位をキープ。

首位・鹿島へも勝ち点5差とした。

 試合を視察した日本代表の森保一監督は、「両チームのサポーターのボルテージ、パッションも本当にすごいいい試合だった。試合については優勝争いにくらいつくために、勝とうとする京都が勝ちましたが、セレッソも現実的には上も下もないという感じだった」と、激闘の90分を振り返った。また優勝争いを演じる京都のエース、FWラファエルエリアスについても言及。「Jリーグのレベルも上げてくれていると思いますし、クレイジーとも言えるくらいのスピードとインテンシティーを持っている。かつ、1つずつのプレーで鬼気迫る執着心を見せている。国内リーグで、国際試合をしている力を培えるというところで京都としてプラスになっている」と、称賛。この日は右膝の負傷で途中交代し、試合後も足をひきずりながらスタジアムを後にしたが「早くけがを治して優勝争いに貢献してほしい」と話した。

 10月10日のパラグアイ戦、同14日のブラジル戦に向けては「南米の相手だからやってみたい、ということはないが、対戦相手を見て分析して。相手の特長を消しながら我々の良さを出していくことと、選手個々の力を見ることを中心に試合に挑みたい」と、連戦を見据えた。

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