女優・今田美桜が主演を務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・午前8時)の最終回が26日に放送され、世帯平均視聴率が18・1%だったことが29日、分かった。初回からの全話の期間平均視聴率は世帯で16・1%、個人9・0%だった。
初回は15・4%(個人視聴率8・6%)でスタート。最終回は番組最高となる18・1%、個人視聴率10・0%でフィニッシュした。最終回、全話の期間平均ともに前作「おむすび」を上回った。「おむすび」最終回は12・5%(個人7・0%)、期間平均は朝ドラ歴代最低の13・1%(個人7・4%)だった。
「あんぱん」は第112作目の連続テレビ小説。「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさん(享年94)と妻・小松暢(のぶ)さん(享年75)の夫婦をモデルにフィクションとして描く。戦前・戦中・戦後と激動の時代に、2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描く。脚本は中園ミホ氏、主題歌はRADWIMPSの「賜物」。
最終回。のぶ(今田美桜)の病室のドアを開けた嵩(北村匠海)は、にっこり笑うのぶの姿に胸がいっぱいになる。その後退院したのぶは、嵩に自分がいなくても大丈夫かと尋ね、今年の桜は見られないかもしれないとつぶやく。そんなことないと打ち消すように話す嵩は、たまらずのぶを抱き寄せる。