歌手の北島三郎(88)が29、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、コンサート「令和・歌の祭典2025」に出演した。

 5月13日に東京国際フォーラムで行われたコンサート以来、約4か月ぶりとなるファンの前での歌唱。

北島が恩師と慕った作詞家・星野哲郎さん(10年死去)の生誕100周年を記念した祭典とあって「魂を込めて、星野先生を思い出しながら歌いたい」と力を込めた。星野さんが作詞した自身の「なみだ船」など、4曲を熱唱した。

 開演前の囲み取材では、小林旭(86)や水前寺清子(79)ら共演者に「年を重ねてくると、もう年を取る(捨てる)んだよ。100歳の時にまた一緒に歌いたいなあ」と呼びかけ、元気いっぱいな様子を見せた。

 特製の椅子に座って登場したステージでもマシンガントークは止まらず、同い年の里見浩太朗(88)や、司会を務めた三女で女優の水町レイコ(50)から制止される一幕も。星野さんの代表作でもある水前寺の「三百六十五歩のマーチ」を全員で歌うなど、満員の観客を沸かせた。

 不整脈の一種である洞不全症候群で手術を受けた歌手・美川憲一(79)は出演を見送った。

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