女優の黒柳徹子が29日、東京・EXシアター六本木で、Travis Japanの七五三掛龍也と共演する朗読劇「ハロルドとモード」(30日~10月10日)の取材会を行い、芝居への意欲を語った。

 破天荒な79歳の女性(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す19歳の青年(七五三掛)の“60歳差”の恋を描く。

 黒柳は「しめちゃん(=七五三掛)が(ゲネプロ)終わった後、涙を流しているのが印象的で、一生懸命に演じていていらっしゃることにとても感動している。この方、本当に純粋なんです」とべた褒め。取材会で七五三掛の実年齢が30歳であることを知ると、「はー!!え~、うそ!本当に!?ずいぶん若く見えるわね。10代だと思っていた。びっくり」と目を丸くした。

 七五三掛は「徹子さんは、僕以上にピュアだなと感じます。(グループのワールドツアーを行った)タイのお菓子をプレゼントしたら、すっごく喜んでくださった。これまで見てきた人類の中で一番かわいらしい喜び方をしてくださった」と告白。黒柳は「そうなの。とってもかわいい缶に入ったトリュフの味がするビスケットを下さった」と感謝した。

 現在91歳の黒柳は、「私はお客さんが直にいる舞台が大好きで、朗読っていうものは本当にいいなって思っています」と充実の表情。かねて100歳までテレビ出演することを掲げており「舞台も(100歳まで続けたい)と思っています。

進歩しようと努力するから、進歩できるのかな。毎日が楽しみで大好きな劇場に来ています。昨日より今日の方がひとつでもセリフをうまく言えたらな、なんて思ってやっています」と飽くなき向上心を明かしていた。

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