◆第12回日本少年野球 角田商事杯 東北中央支部・東北南支部新人大会(東日本選抜大会予選)▽決勝 白河ボーイズ5―1仙台中部ボーイズ(9月21日・上山市民球場)
2年生以下の新チーム初の支部大会となる第12回角田商事杯東北中央支部・東北南支部新人大会の決勝が9月21日、行われた。2018年創設で今夏まで2年連続で選手権大会出場した白河ボーイズ(東北南)が新チームでも強さを発揮。
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最後の打者から空振り三振を奪うと、背番号1の佐藤主将は雄たけびを上げ、両手を天に突き上げた。本宮捕手と抱き合うとあっという間にナインが集まり歓喜の輪ができた。
少ないチャンスをモノにした。同点の6回1死満塁で4番・佐藤の打球は三ゴロに。本塁封殺後、併殺を狙った相手捕手が一塁へ送球すると、二塁走者・生田目がスピードを緩めることなく一気にホームへ。ヘッドスライディングで決勝点を奪った。
「いつも練習でやっていたので迷いはなかった」と生田目。ツーランスクイズの練習を徹底し、シート打撃でも走者を務め、打球の判断力を養ってきた。國分清昭監督(48)は「生田目の走塁がきょうの一番のプレー。
佐藤主将は4番打者としても初回2死二塁から右中間へ先制のタイムリー二塁打を放つと先発・渡邊千をリリーフして4回から救援登板。危なげない投球でスコア ボードにゼロを並べた。「うれしいです。きつい試合だったけれど、やっと優勝できたという思いもあります」
昨年、今年と夏の全国大会である選手権大会に出場するなど、18年の創設以来、着実に力を付けてきた。この日は無失策。「ノーエラーで勝てたこともうれしいです」と指揮官は語る。
10月の東日本選抜大会は地元・福島での開催。東北王者として関東の強豪を迎え撃つ。
【白河ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽2年生 ※佐藤蓮仁、本宮奏翔、渡邊千真、八代羚暖、生田目耀太、朶謙慎、小野寺優志、中野目蓮虎、鈴木奏汰、宗田映登、鈴木彪斗、青山瑠聖
▽1年生 加藤颯士、室井英人、根本眞秀、中田友翔、渡辺新、小林陽翔、深谷圭吾、笠井創太、田谷柚樹、土屋海翔、田中翔太