巨人・田中将大投手(36)が史上4人目の日米通算200勝を懸けて30日の中日戦(東京D)に先発することが29日、決まった。3位が確定し、レギュラーシーズン最終カードで偉業達成のチャンスが巡ってきた。

王手をかけてから4度目の挑戦となる今季最終登板への覚悟を激白し、下克上での日本シリーズ進出を目指すクライマックスシリーズ(CS)での先発枠争いにも「お、いけんじゃねえか?って。そうなりたい」と意欲を見せた。

 巨人は9月の先発防御率が月別ワーストの5・53。21試合中、直近の4試合を含め10試合で先発投手が5回持たずに降板している。

 苦しい先発ローテの中で山崎が11勝と奮闘。対DeNAは26日に横浜で3回4失点だったとはいえ、今季4勝1敗、防御率2・49と相性が良く、DeNAとのCS第1ステージから始まるポストシーズンもフル回転する。そこに続くのはグリフィン。右膝痛から復帰した27日の敵地・DeNA戦で2回4失点と不安は残したが、コンディションが問題なければ期待がかかる。

 井上は7日の登録抹消以降、状態が上がらず2軍で登板なし。赤星は右肩痛で離脱し、森田、又木も2軍調整中だ。現状のCS先発候補は山崎、グリフィン、戸郷、横川、田中将ら。30日に田中将が好投すれば短期決戦でも貴重な先発として出番がありそうだ。

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