◆米大リーグ カブス12―1カージナルス(26日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブスの鈴木誠也外野手が26日(日本時間27日)、本拠のカージナルス戦に「5番・右翼」でスタメン出場し、7回に2試合連続の30号満塁弾で打点も100打点を突破した。日本人選手では松井秀喜、大谷翔平(ドジャース)に次ぐ3人目ながら、右打者ではともに初の快挙となった。
7回1死満塁、右腕ロイクロフトのカウント1―2からの95・3マイル(約153キロ)の直球をたたいた打球は25度のライナーで左中間スタンドに一直線。飛距離119メートルの完璧アーチに、地元ファンは大歓声。鈴木もゆっくり余韻を味わうようにダイヤモンドを一周した。
7月19日から54戦で1本塁打と当たりが止まっていたが、前日に39試合ぶりとなる28、29号を連発し、復調気配を見せていた。2日で3発の固め打ち。「結果、いい方向にいっているし、ホームラン以外の打席も、結果的には良くないが、自分の感覚的にはしっかり振れてて良かったなと思う。引き続き、続けていけたらなと思う」と話した。
“PCA”ことP・アームストロング外野手も30号本塁打を放って“義兄弟弾”をマーク。PCAは35盗塁も記録しており30―30を達成し、鈴木は「彼のプレーは球場を虜にする素晴らしいプレーばかり。プレーオフでもピートらしいプレーができれば、球場が一気に盛り上がる。楽しみにしたい」と話した。
ブッシュも32号を放ち、3人が30本の大台に到達したのは、カブス史上2度目。