巨人の阿部慎之助監督(46)が24日、ドラフト1位ルーキー・石塚の起用プランを明かし、さらなる成長に期待した。「近未来レギュラーを張ってもらわないといけない人だから」とした上で、守備位置については「今のところはショート一本で」と明言。
高卒1年目の19歳は23日の広島戦(マツダ)で代打でプロ初安打。初球を中前に運んだ打撃に「代打って難しいけど、初球をああやって前に飛ばすからね」と拍手を送った。現状、遊撃の泉口は欠かせない存在だが、石塚の遊撃以外の守備は「やらせようとは思ってない」とし、今季は主に代打起用かと聞かれ「今のところはね」と示唆した。
レギュラーシーズン残り5試合。3位からの逆転2位へ正念場を迎えている。将来、球界を代表する遊撃手になる可能性を秘める石塚。来季以降の内野の布陣は不透明だが、今季は遊撃の練習を重ねながら少ない打席数の中でじっくり育てる方針だ。(片岡 優帆)