◆東京六大学野球秋季リーグ戦第2週第3日▽立大2―0法大(22日・神宮)
立大が法大に完封勝ち。2勝1敗で今季初の勝ち点を挙げた。
打った瞬間、本塁打を確信した。0―0の8回2死二塁。小林隼翔は1ボールからの2球目、直球を強振。打球は左翼席に着弾した。先制2ランだ。一塁を回ると、ガッツポーズが飛び出た。ベンチでは今季の立大名物「きつねポーズ」でナインが出迎えてくれた。「みんな喜んでくれていたので、うれしかった。2番は後ろにつなぐ打順。欲は出さずにやっています」
23年のU―18W杯は日本代表の主将として、世界一に貢献。
母校の広陵はこの夏、部内暴力を巡る問題によって甲子園を大会途中で辞退するなど不祥事に揺れた。「『やっぱり広陵の選手は(すごい)』と言われるように、成績を残せるように頑張ろうと思います」と表情を引き締めた。法大3連戦は12打数6安打の打率5割、2本塁打5打点。立大にとって17年春以来の頂点へ、打ちまくる。
(加藤 弘士)