◆米大リーグ ドジャース6―3ジャイアンツ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
前日18日(日本時間19日)に今季限りでの現役引退を発表したドジャースのC・カーショー投手(37)が19日(同20日)、レギュラーシーズンでは最後の本拠地登板となるジャイアンツ戦に先発し、4回1/3を4安打2失点6奪三振。通算223勝目はならなかったが、5回に大谷翔平投手(31)が52号逆転3ランを放ってチームは13年連続でポストシーズン(PS)進出を決めた。
この日はチケット完売。カーショーは5回、先頭のディバースから見逃し三振を奪ったところで交代が告げられた。本拠地の大声援に応え、ベンチでは大谷らとハグを交わした。「最後の1人をアウトにして、ああいう形でマウンドを降りられたことは特別だった。18年間の思い出は一晩で言葉にできるものではない」と感慨にふけった。
「翔平の本塁打は信じられないものだったし、直後のムーキー(ベッツ)の本塁打も驚異的だった。今夜このチームの一員でいられることにすごく誇りを感じた。本当に特別な夜だったよ」とほほ笑んだ。
ドジャース一筋18年。テキサス州ダラス出身のカーショーは、2006年のドラフト1巡目(全体7位)で入団。08年にメジャーデビューすると、10年に初の2ケタ勝利となる13勝を挙げた。11年には21勝、防御率2・29、248奪三振の投手3冠でサイ・ヤング賞を初受賞した。