ドジャースは18日(日本時間19日)、クレイトン・カーショー投手(37)が今季限りで現役を引退することを発表した。ドジャース一筋18年、通算222勝の左腕がユニホームを脱ぐことになった。
今季は、史上20人目の通算3000奪三振を達成してメジャーの歴史に名を刻むと、オールスターにも“レジェンド枠”として特別枠で選出された。昨季終了後に受けた左膝などの手術の影響で今季は5月中旬からの登板だったが、ここまで山本由伸投手(27)に次ぐチーム2位の10勝。先発ローテを守っていた。この日、カーショーはいつもと変わらずグランドに出てキャッチボールなどを行い、レギュラーシーズンでの本拠地最終登板となるあす19日(同20日)の本拠地・ジャイアンツ戦へ向けて調整した。
カーショーは日本人選手とのつながりも深い。ドジャースに18年在籍し、黒田博樹、前田健太、ダルビッシュ有、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らとともにプレー。同じ08年にメジャーデビューした黒田とはキャッチボールパートナーだった。年上だった黒田を慕い「多くのことを習った」と口にしたこともあった。今年3月に東京ドームで開幕戦が行われた際には、久々の再会を果たした。
ともにプレーしたのは数か月だけだったが、ダルビッシュとは今でも対戦する際には試合前に談笑する場面は多々見られる。今年8月には大谷もカーショーについて「登板日に集中しているところを見ると、この集中力を長い年月続けていくというのは大変なことだと思いますし、その中で素晴らしい成績を残すことは尊敬に値する。本当に毎日見ていて勉強になることばかり」と口にした。