◆米大リーグ ロイヤルズ―マリナーズ(16日、米ミズーリ州カンザスシティー=カウフマンスタジアム)

 マリナーズのC・ローリー捕手が16日(日本時間17日)、敵地のロイヤルズ戦に「2番・捕手」でスタメン出場し、スイッチヒッター史上最多新記録の55本塁打を達成した。続いて56号も放ち、K・グリフィーJrの球団最多記録にも並んだ。

 3―0の3回先頭で迎えた第2打席。ロイヤルズ先発ワカから、内角へのカーブにタイミングを狂わされることなくとらえ、右翼ポール奥の観客席に放り込んだ。飛距離419フィート(約127・7メートル)、打球角度36度の“ムーンショット”だった。

 両打ち史上最多となったローリーは、続く打席でも56号を連発。グリフィーの球団最多記録に並んだ。1試合2発は今季10度目で、メジャー最多記録の11度まで、あと「1」となった。

 55号は左打席、56号は右打席で打っており、両打席弾は今季2度目、自身通算5度目となった。

 14日(同15日)のエンゼルス戦で54号を放ち1961年にヤンキースのレジェンド、M・マントルの記録に並ぶと、移動日を挟んで2戦連発で一気に新記録を達成した。

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