◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 広島は、4連敗でCS進出の可能性が完全消滅した。巨人に敗れ、今季ワーストを更新の借金15に膨らんだ。

残り8試合で3位まで8ゲーム差に広がった。新井監督は就任1年目の23年に5年ぶりのAクラス・2位に導いたが、昨季は9月4日まで首位に立ちながら9月に月間20敗(5勝)の失速で4位まで沈み、2年連続のBクラスとなった。

 交流戦はセ・リーグ最高の勝率5割で乗り切り、6月終了時点で首位・阪神に3・5ゲーム差の2位という好位置にいた。ただ、7月は4勝(16敗3分け)しかできずに失速。8月は14勝12敗と勝ち越したものの、今年も“魔の9月”は5勝12敗と巻き返せなかった。

 この日の試合は、先発・森が、5回3失点で7敗目(7勝)。2回に4番・岡本に先制ソロを浴び、同点の4回2死満塁からリチャードに押し出し死球を与えるなど、2点を勝ち越された。打線も、1点を追う4回に中村奨が通算10号に到達の8号ソロで同点に追い付いただけに終わった。

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