ドジャースが19日(日本時間20日)、13年連続となるポストシーズン(PS)進出を決めた。この日ポストシーズン進出へのマジックを「1」として迎え、対象チームのダイヤモンドバックスが敗れたため、本拠地・ジャイアンツ戦中に進出が決まった。
2013年から13年連続の進出。13年連続のPS進出は、1995~2007年のヤンキースに並ぶ歴代2位の記録で、1991年から2005年まで14季(ストライキで公式戦途中打ち切りの94年を除く)で出場したブレーブスの最長記録にも王手をかけた。
昨季は3年連続となる地区優勝を果たすと、地区シリーズでパドレス、リーグ優勝決定シリーズでメッツ、ワールドシリーズでヤンキースを倒して、20年以来4年ぶりにワールドシリーズを制覇したドジャース。3月に東京ドームで開幕した今季は開幕戦でいきなりベッツが体調不良、フリーマンがコンディション不良で欠場したが、カブスに2連勝して好発進した。
だが、5月までに先発ローテの中心として計算されていたスネル、グラスノー、佐々木が次々に故障で離脱。苦しい戦いを強いられたが、ロバーツ監督の必死の采配でパドレスに追われながらもナ・リーグ西地区首位を走ってきた。5月に復帰して10勝を挙げたカーショー、24歳外野手パヘスの成長らも大きかった。
チームをシーズンを通して引っ張ったのは日本人コンビの2人。大谷翔平投手(31)はここまで故障もなく2年連続の50本塁打超をマーク。6月からは投手にも復帰して、投球イニング制限などもありながら、2年ぶりの白星もつかんで先発ローテに定着。3年連続となるMVPも視野に入る活躍を投打で見せて、チームの先頭に立った。
さらにメジャー2年目の山本由伸投手(27)も、誰もが認めるエースに成長した。
昨季はリーグ最多勝でワイルドカードシリーズには出場せず、地区シリーズからの登場だったが、今季はワイルドカードシリーズからの戦いになることが濃厚。球団史上初となる2年連続ワールドシリーズ制覇へ向けて、ポストシーズンは9月30日(同10月1日)に幕を開ける。