今季限りで現役引退する阪神・原口文仁内野手が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で会見に臨んだ。

 「結果が出なかった。

9月下旬に球団とお話をさせていただいた。ここが僕の引退するタイミングなのかなと思った」と引退の理由を明かし、「大好きな野球を続けて何とかタイガースの1軍の優勝に貢献したい…と。若手の頃から志を高くやってきた。目標を持ち続けて、鳴尾浜の室内でやってきた」と男泣きした。

 ◆原口 文仁(はらぐち・ふみひと)1992年3月3日、埼玉県生まれ。33歳。帝京3年時に夏の甲子園8強。09年ドラフト6位で阪神入団。1軍出場がないまま12年オフから育成選手。16年4月、再び支配下選手に。18年は代打で球団最多タイのシーズン23安打。19年1月に大腸がん公表。

通算563試合出場で打率2割6分9厘、29本塁打、152打点。182センチ、97キロ。右投右打。今季年俸4000万円(推定)。

編集部おすすめ