広島の松山竜平外野手、田中広輔内野手が今季限りで退団することが30日、分かった。球団幹部が明かした。
16~18年のリーグ3連覇を支えたベテラン2人が、チームを去る。チーム最年長40歳・松山は、18年目の今季は1軍出場なし。今季12年目の36歳・田中は、7月14日まで約1か月間は1軍でプレーしたものの、14試合の出場のみ。ともに来季構想から外れていた。
松山は代打の切り札として、23年にリーグ最高の代打打率3割8分と勝負強さを発揮。だが、昨季は同1割6分4厘と結果を残せず、出場機会を減らした。田中は、今季ウエスタン62試合で打率3割3分3厘と結果を残していた。松山は同53試合で打率2割6分5厘。通算1000安打まで、松山が残り60、田中が残り35に迫っていた。
◆松山 竜平(まつやま・りゅうへい)1985年9月18日、鹿児島県生まれ。
◆田中 広輔(たなか・こうすけ)1989年7月3日、神奈川県生まれ。36歳。東海大相模高、東海大、JR東日本を経て2013年ドラフト3位で広島入団。17年に盗塁王、最高出塁率、ベストナイン。18年にゴールデン・グラブ受賞。15~19年にかけて歴代6位の635試合連続フルイニング出場。