米大リーグ(MLB)は30日(日本時間深夜)、9月の月間MVPを発表し、ナ・リーグ投手部門でドジャース・山本由伸投手が3、4月に続いて今季2度目の受賞となった。日本人投手で複数回選出されたのは野茂英雄、伊良部秀輝、ダルビッシュ有がいるが、シーズン2度は史上初。

エンゼルス時代の大谷翔平投手は野手(DH)として2021年と2023年に達成している。

 山本は4試合に先発して1勝0敗、勝ち星はわずか1勝ながら防御率0・67、27回を投げて34奪三振、11四球、被安打7の内容だった。防御率と被打率8分1厘、1イニング当たりの安打と四球のWHIP0・67はともに驚異的でメジャートップだった。

 現地9月6日のオリオールズ戦で9回2死までノーヒットを演じたのを始め、12日ジャイアンツ戦が7回を1安打、18日ジャイアンツ戦でも再び5回1/3を1安打と3試合連続5イニング以上を1安打に抑える快投も見せた。

 なお、ア・リーグ投手MVPは5勝0敗、防御率1・89のヤンキースのM・フリード投手が受賞。

 打者部門ではア・リーグがヤンキースのA・ジャッジ外野手が打率3割7分、10本塁打、17打点で3、4月と5月に次いで今季3度目、通算15度目の受賞。また、ナ・リーグ野手はナショナルズの新人D・ライル外野手が打率3割9分1厘、6本塁打、19打点。とりわけ7本の三塁打が特筆された。

 10本塁打したドジャースの大谷は候補にとどまった。

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