◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦 ドジャース10―5レッズ(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が30日(日本時間10月1日)、ポストシーズン初戦のワイルドカードシリーズ第1戦、本拠地・レッズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、先頭弾を放つなど2本塁打を放ち、チームの快勝に大きく貢献した。これまで本塁打を放った中での自己最速の球速は100・1マイル(約161・1キロ)だったが、初回の先頭弾では先発右腕グリーンの100・4マイル(約161・6キロ)を捉え、自身最も速い球をスタンドに運んだ。

試合後には会見に出席した。

 大谷の会見での主な問答は以下の通り。

―先頭弾について。

 「スタートとしていい打席だったと思いますし、難しいボールでしたけど、言い反応ができたと思います」

―3戦目がなかったらいつ登板するのか。

 「いつでも行けるように準備はしてますし。監督含めて現場じゃないところに聞いてもらえれば、答えてもらえるんじゃないかなと思います(笑)」

―テオが好調で打線の怖さを感じたが。

 「もちろん重要な場面で大きなホームランだと思いますし、打線が全体的にしっかりと出塁する、進塁させる。最後決める、こういう流れとして全員がいい攻撃ができてたんじゃないかなと思います」

―リハビリの縛りがなくなって、シーズン後半も調子がよかったが、それがいい結果につながっているのか。

 「これから、今日は良かったですけど、明日以降がどうなるかまだわからないですし、切り替えが必要ですけど、最後いい形で終われている。どっちもいい形で終われてるっていうのは、自分としてもスッキリとした気持ちで今日ものぞめている。そういう意味では気持ちの面でね、最後、いい形で終われたっていうのはよかったじゃないかな」

―先制の重要さについて。

 「それは先発投手にとっても。

早い段階で援護があるっていうのは、それだけ余裕を持ってゾーンを攻めれるっていうのにも繋がりますし、先制点以降の打席に関しても、みんながこう少し心に余裕を持って、思い切って触れる場面も、タイゲームで迎えるよりも、そういうね、1点取ってる、追加点を取ってリードしてるっていう打席の方が、気持ちとしてはいい攻撃ができるんじゃないかな」

―2本の本塁打が対照的。どちらが理想だったか。

 「どちらもね、もちろん違った良さがありますし、1本目に関して、さっきも言いましたけどね、100マイルのインコースなので、なかなか狙ってるからといって何本も打てる球ではないですし、2本目に関しては甘かったんですけど、ランナーのいる場面でいい追加点になっているので、どちらも良さがあるのかなと思っています」

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